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症例をご紹介いたします。
上顎前突症［出っ歯・永久歯列期］
舌小帯が強直し嚥下障害を自覚されていたため、まず口腔外科にて舌小帯を形成しました。その後、下顎劣成長による後退のために上顎前突を呈し上下顎第二大臼歯がまだ萌出していなかったため、機能的矯正装置であるBionatorを用いて上下顎を拡大しながら上顎の前方成長の抑制と下顎の前方成長の促進を図って前歯被蓋を改善しました。上下顎第二大臼歯が萌出開始し始めたため、Edgewise装置に移行し、facebow headgearで上顎大臼歯の近心移動を防ぎながら、上下口唇の前突が残存していたため上下顎小臼歯を抜歯して上下顎前歯を後退し、良好な永久歯咬合を確立しました。
| 主 訴 | 出っ歯，歯並び |
|---|---|
| 診 断 | 骨格性上顎前突症，下顎の劣成長 |
| 年 齢 | 11歳10カ月 |
| 装 置 | Bionator，Edgewise装置，上顎facebow headgear |
| 抜歯部位 | 上顎第一小臼歯，下顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | 1年3カ月（Bionator），1年11カ月（Edgewise装置） |
| 治療費 | 初診相談無料+検査21,600円+診断43,200円+矯正料604,800円+口腔衛生指導料2,700円+観察料2,700円x1回+調整料5,400円x33回+調整料5,500円x6回（2020.01.12動的矯正治療終了までの治療費） |
| リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |
