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症例をご紹介いたします。
先天性欠如歯［永久歯の先天性欠如］
上顎前歯が著しく前突して上顎前突を呈し、上顎第二大臼歯が頬側転位し下顎第二大臼歯が舌側転位して鋏状咬合を呈していため、facebow headgearで上顎の前方成長を抑制しながら、Edgewise装置を用いて上顎第一小臼歯および下顎第二乳臼歯を抜歯し、著しい上顎前突および叢生を解消して良好な永久歯咬合を確立しました。12歳頃に顎関節雑音の既往がありましたが、治療中に開口障害や顎関節痛などの顎関節症状はみられませんでした。
| 主 訴 | 歯並び |
|---|---|
| 診 断 | 骨格性上顎前突症，下顎両側第二小臼歯の先天性欠如，顎関節症の既往，上下顎両側第二大臼歯の鋏状咬合 |
| 年 齢 | 14歳3カ月 |
| 装 置 | Edgewise装置，上顎facebow headgear |
| 抜歯部位 | 上顎第一小臼歯，下顎第二乳臼歯（下顎第二小臼歯の先天性欠如） |
| 治療期間 | 2年8カ月（Edgewise装置） |
| 治療費 | 初診相談無料+検査21,600円+診断43,200円+矯正料648,000円+口腔衛生指導料2,700円+調整料5,400円x15回+調整料5,500円x19回（2021.05.29動的矯正治療終了までの治療費） |
| リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |
