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- 今月の症例報告
厚生労働省の医療広告ガイドライン(2018/5/8)および日本矯正歯科学会ホームページ倫理審査指針(2019年3月現在)に沿って掲載いたします。
治療前後の写真等について(Q2-8、ガ:P9) 治療等の内容もしくは効果について患者を誤認させる恐れがなく、術前又は術後の写真に通常必要とされる治療内容、費用等に関する事項や、治療等の主なリスク、副作用に関する事項等の詳細な説明を付した場合については、掲載可となります。本学会としては、症例毎に以下の事項を漏れなく記載した場合のみ、掲載可とします。1主訴、2診断名あるいは主な症状、3年齢、4治療に用いた主な装置、5抜歯部位、6治療期間、7治療費、8リスク副作用・費用は概算が記載されていれば問題ありません。「費用はこちら」、「リスクはこちら」と別のページに飛ぶような作り方がされていても問題ないこととします。
体験談や口コミ情報等について(Q2-9~11、ガ:P9)体験談や口コミ等を取捨選択し掲載することは虚偽・誇大広告に当たりますので、掲載できません。
先天性欠如歯[永久歯の先天性欠如]
歯科医院にて永久歯の萌出余地不足を指摘され、歯並びを主訴に来院されました。上顎右側第一大臼歯が近心傾斜して乳歯の遠心に半埋伏していたため、まずEdgewise装置をセクショナルに装着して上顎右側第一大臼歯を整直し配列しました。上顎両側側切歯および下顎右側第二小臼歯が先天性欠如していたため、しばらく永久歯の萌出を観察したのち晩期残存している下顎第二乳臼歯を抜歯しました。永久歯列期になってからEdgewise装置を用いて、下顎左側第二小臼歯を抜歯して上下顎歯列を短期間に配列し残存空隙を閉鎖して、良好な永久歯咬合を確立しました。
主 訴 | 歯並び |
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診 断 | 歯列不正,上顎右側第一大臼歯の半埋伏・近心傾斜,上顎両側側切歯および下顎右側第二小臼歯の先天性欠如,骨格性下顎前突症傾向,下顎左側第三大臼歯部の過剰歯の疑い |
年 齢 | 7歳9カ月 |
装 置 | 上顎sectional装置,Edgewise装置 |
抜歯部位 | 下顎左側第二小臼歯(上顎両側側切歯および下顎右側第二小臼歯の先天性欠如) |
治療期間 | 6カ月(上顎sectional装置・一期治療),1年6カ月(Edgewise装置・二期治療) |
治療費 | 初診相談無料+検査21,600円+診断43,200円+一期矯正料302,400円+口腔衛生指導料2,700円+調整料5,400円x7回+観察料2,700円x9回+観察料2,750円x1回+二期矯正料308,000円+調整料5,500x24回(2022.07.22動的矯正治療終了までの治療費) |
リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |
上顎前突症[出っ歯・永久歯列期]
顎関節雑音、出っ歯および咬み合わせを主訴に来院され、初診時に咀嚼筋痛はみられましたが顎関節雑音はみられず、上顎前突がみられたためfacebow headgearで上顎大臼歯の近心移動を防ぎながら、Edgewise装置を用いて上下顎小臼歯を抜歯し、短期間に上顎前突を改善して良好な永久歯咬合を確立しました。
主 訴 | 顎関節雑音,出っ歯,咬み合わせ |
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診 断 | 歯槽性上顎前突症,顎関節症 |
年 齢 | 21歳4カ月 |
装 置 | Edgewise装置,上顎facebow headgear |
抜歯部位 | 上顎第一小臼歯・下顎第ニ小臼歯 |
治療期間 | 1年9カ月(Edgewise装置) |
治療費 | 初診相談無料+検査22,000円+診断44,000円+矯正料660,000円)+口腔衛生指導料2,625円+調整料5,500円x28回(2022.07.29動的矯正治療終了までの治療費) |
リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |