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症例をご紹介いたします。
舌側矯正[舌側からの見えない装置]
著しい骨骼性下顎前突症で、上下顎中切歯が切端咬合、上下顎右側臼歯部から中切歯を除いて左側臼歯部まで反対咬合を呈しており、外科矯正治療による改善を勧めましたが、患者様が矯正単独での上下顎舌側矯正治療を強く希望されたため、chin cap装置で下顎を後下方に後退させながら、上下顎Lingual装置を用いて上顎第二小臼歯、下顎犬歯および上下顎第三大臼歯を抜歯して下顎前歯を後退させて叢生を解消し、前歯部および臼歯部の反対咬合を解消して永久歯咬合を確立しました。動的矯正治療後、顎の突出を改善するため口腔外科にて顎形成術を行い、側貌が改善しました。矯正歯科治療開始直後、歯磨きの力が強く下顎左側側切歯の唇側歯肉の退縮が生じましたが歯根吸収などは見られず、顎部が回復した後に歯周外科にて歯肉退縮部の歯周外科治療を行う予定です。治療前にみられた著しい肩こりは解消しました。
主 訴 | 歯並び,受け口,咬み合わせ,顔のゆがみ |
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診 断 | 骨骼性下顎前突症,歯列不正 |
年 齢 | 23歳1カ月 |
装 置 | 上下顎Lingual装置,下顎chin cap装置 |
抜歯部位 | 上顎第二小臼歯,下顎犬歯,上顎第三大臼歯,上顎第三大臼歯 |
治療期間 | 2年8カ月(上下顎Lingual装置) |
治療費 | 初診相談無料+検査21,000円+診断42,000円+矯正料1,155,000円(上下顎Lingual装置加算)+口腔衛生指導料2,650円+調整料5,250円x19回+調整料5,400円x18回(2015.3.28動的矯正治療終了までの治療費) |
リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |