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症例をご紹介いたします。
先天性欠如歯［永久歯の先天性欠如］
下顎左側側切歯が先天性欠如し、著しい上顎前突、過蓋咬合および左側小臼歯の鋏状咬合scisors biteがみられ、舌小帯が強直して低位舌を呈していたため市立豊中病院の口腔外科にて舌小帯形成手術を行って低位舌を解消した上、Edgewise装置を用いて上顎両側第一小臼歯を抜歯し、下顎臼歯をup-rightさせて右側小臼歯の鋏状咬合を解消し、上顎前歯を後退させて短期間に上顎前突を改善し良好な永久歯咬合を確立しました。著しい上顎前突の解消のため下顎は非抜歯で矯正治療を行ない、下顎前歯3 incisors仕上げとなり上下顎歯列正中は一致していませんが、顔面正中に上顎歯列正中は一致しており、良好な正貌および側貌が得られました。
| 主 訴 | 歯並び |
|---|---|
| 診 断 | 骨格性上顎前突症，下顎左側側切歯の先天性欠如，右側小臼歯の鋏状咬合 |
| 年 齢 | 10歳10カ月 |
| 装 置 | Edgewise装置，上顎facebow headgear |
| 抜歯部位 | 上顎第一小臼歯 |
| 治療期間 | 2年2カ月（Edgewise装置） |
| 治療費 | 初診相談無料+検査21,000円+診断42,000円+矯正料588,000円+口腔衛生指導料2,650円+調整料5,250円x11回+調整料5,400円x23回（2015.11.21動的矯正治療終了までの治療費） |
| リスク副作用 | 矯正力による歯の痛み・歯の変色・歯根吸収、矯正装置による裂傷、う蝕および歯周病などの歯科疾患の発生や進行などの副作用リスクがありました。 |
